困っていることを解決する からはじめても難しいかもしれない

一方、顧客のほうをみてみると、みんな特に困っている様子わない。
少なくともストリートから読み取ることは難しい。
どんな特性を持っている人かはわかるがどうやったら金を支払うのか、なにかを雇用するのかを判断はできないだろう。


で、彼らはおおよそなににも困っていない。他に選択肢がないからその選択をしている、それ以上になにも困っていることはないのである。
だから提供すべきはソリューションではない。


馬車と車の例がよくでるのでたとえてみると、馬車を使っていた時代の人々は困っていなかったはずだ。
車がないから仕方が無く馬車を使っていたのではなく、それしか選択肢がないし、それで満足していたはずだ。
現代はどうかというと車がないと不満だろう。できないことも多いだろう。代わりに馬車を用意しても時間がかかりすぎて不満がでるだろう。
かつては馬車よりも早く移動する、なんて考えもしなかっただろう。
既存の選択肢を伸張し、新たな価値観と新たな価値と、現状の不満をもたらすのが我々の使命である。