ポップカルチャーになったFF DQにはあまり興味が持てない

殺伐とした感じがいいんじゃねーか


おととしあたりはドラクエが舞台になってその販促でスライムまんとかが販売などされてたりその前にはFFのポーションが売られてたりしてたわけですが。
おまえら大衆は「ゲームなんてやってるにんげんはクズだ」みたいなことを言って叩きまくってたのになに騒いでんの?と思ったわけです。
これを時代が流れたから、俺と同じくらいの世代がオトナになったから、と思っていたけどよくよく考えると違うとおもったので考察していた。
そもそも、俺が子供の頃も周囲の子供たちの反応はそんな感じで、ゲームは悪、みたいな風潮の中俺は子供たちのアンチヒーローみたいな振る舞いをしていたわけで。
だから俺と同じ世代が長じたとしてもブームには決してならない。
オッサンほいほいはマイナーなもののはずである。


当時もDQ派とFF派に分かれていた。
思い返してみるとDQは大衆向けであり、FFはそのアンチテーゼであった。
そのあたりはなぜだろうとちゃんと考えると、DQにはない要素を意図的に取り入れてたからなんだと思う。
ストーリーもキャラも健康極まりないDQは俺にとっては味気なかった。
あくましんかんとかとうぞくとか出てきても、宗教的な側面を感じたり、なぜ盗賊は盗みを働かなければならないのかみたいなものは薄かった。デスピサロあたりから傾向が変わったんだろうか。
それでも勧善懲悪、みたいななにもかもがとても薄かった。
対しFFは狂信集団とか貧困というようなディストピアが描かれ、当時の俺の世界感にマッチしていた。
なによりヌけるエロい敵味方が存在したのが大きかったに違いない。
汚れた面があるからこそ世界だろ、というか汚れ切ってるのが世界だろ、みたいなテーマを感じてたんだと思う。


で、ソシャゲが台頭して以降、FFを冠したタイトルがいっぱいあるんだけどどれもこれも興味がない。
ストーリーの焼き増し引き延ばし、付け焼刃の追加要素。
移植されるごとに劣化していってる。たしかに開発するのに追加要素もなしでサボるわけにはいかない、っていうのはわかるし政治的なものがあるんだろうけど、当時の粗削りな結集こそに魅力を感じるのである。
できれば、その心意気で作られた別のタイトルでいいのである。
続編は挑戦でなければならず汎用的量産では儲かるかもしれないが魅力がない。


なんていうことはおそらく20年くらい前にもファミ通とかで言われていて、やっと同じ土俵に立ったんだろうなとも思う。