牛乳パックケータイ

昔話!


なぜかふと、高校の頃のことを思い出した。
俺の通っていた高校はバカ高校だったので輻輳やら携帯やらの縛りは緩かった。
緩かったというか、体裁上は持ち込みは禁止だが、教師は注意しつつ黙認しているというような状況だった。
授業中に携帯とかを触っていても、注意されるだけで没収とかはされない程度。


どんな時代にもクラスに何人かは教師に茶々を入れて怒られたりするようないわゆるおちゃらけ系がいるもので、同級生のT氏もそんな人だった。
T氏はいつも、携帯で話したりメールをしたりして怒られていたといっても
「T君、携帯はしまって〜」というような程度だった。


ある日の数学の授業中。
この数学の教師というのがお局様といった感じのアラフォー女性で、普段は温厚そうだけどキレたら怖そうという印象の女性だった。
いつもは「T君、携帯はしまって〜」というふうに言われるだけでなにもないので、T氏はもっとおもしろくしようと牛乳パックを潰してストローをアンテナに見立てた「牛乳パックケータイ」をジサクして会話しているフリをしていた。
そしたらアラフォー数学教師がその日だけは虫の居所が悪かったらしく、ものすごい勢い怒号が鳴り響いた。


教師「てめぇらふざけてんじゃねぇぞこらぁ!!」
T氏「いや、携帯じゃないもん!牛乳パックだもん!」
教師「そんなことばっかやってっとおめぇらは(gy」


と、いうふうにその日の授業はお説教で終わったのだった。
とばっちりを喰らう他の人には言い迷惑でしたとさという思い出。